PANTA / 中村治雄

1968年、ピーナツバターを結成し、ホリプロに一時所属する。1969年、千葉正健(元ヴァン・ドックス Key)、PANTA(Vo・EG)、TOSHI(Dr)で、スパルタクス・ブントを結成する。スパルタクス・ブントはPANTAとTOSHIがはじめて組んだバンドである。スパルタクス・ブント解散後、同年12月、頭脳警察を結成。75年12月31日に解散する。1976年から77年、PANTA&セカンドで活動。77年から81年、PANTA & HALで活動。PANTA & HALでは名盤『マラッカ』(79年)を発表。その後ソロ活動を経て、通称・PANTAバンドで、82年から89年まで活動する。問題作『クリスタルナハト』(87年)を発表。1990年から91年、頭脳警察を再結成。2001年から03年、頭脳警察を再度始動させる。2019年、頭脳警察結成50周年を迎えNEWアルバム「乱破」を発表。

 

TOSHI / 石塚俊明

高校生のときにアロウズを結成し、ディスコやキャバレーで演奏活動を始める。1969年、スパルタクス・ブントを結成する。スパルタクス・ブント解散後、同年12月、頭脳警察を結成。75年12月31日に解散する。頭脳警察を一時離脱していた時期があり、そのときにエレクトリック・パ−カッション・グループ(ドラム4台と初期のシンセサイザー1台の編成)を結成する。また、タジマハール旅行団のライヴ、四人囃子や遠藤賢司などのレコーディングに参加する。1976年、人形劇団「ろば」の音楽を担当したり、友川カズキとのレコーディングやライヴ活動を開始(現在も継続)。1982年、トシ・ライヴ・バンド・シノラマを結成する(シノラマとして現在も継続)。この時期、辻村ジューザブロー人形芝居「高野聖」や外波山文明一人芝居「飛行船とんだ」の音楽を手がける。また、イギリスのグループ、ペンギン・カフェ・オーケストラのサイモン・ジェフ、小林武久や高木元輝、佐藤通弘など、さまざまなジャンルのアーティストとセッションを行う。1984年、歌人・福島泰樹の短歌絶叫コンサートにドラム及び作曲で参加する(現在も継続)。1990年から91年、頭脳警察を再結成。90年代から、三上寛、石橋幸、梅崎幸吉、火取ゆきなど、多くのミュージシャンとセッションを行うほか、遠藤賢司バンド、ノータリンズ、Vajra、三社、緑化計画、JOKERSなどのバンドでも活動している。2001年から03年、頭脳警察を再度始動させる。2019年、頭脳警察結成50周年を迎えNEWアルバム「乱破」を発表。

澤竜次 / ギター

1990年12月11日生まれ。兵庫県神戸市出身。2007年3月に黒猫チェルシー結成。2014年5月、FAIRY BRENDA結成。2016年10月、NOS結成。2018年10月、黒猫チェルシー活動休止し、自主レーベル兼事務所Glass Family Record発足。ソロプロジェクト澤竜次BAND始動、FAIRY BRENDAのアルバム制作、岳竜など精力的に活動中。2019年 頭脳警察50周年バンドへギタリストとして参加。アルバム「乱破」では「ダダリオを探せ」のアレンジを担当。2020年FAIRY BRENDAの1stアルバム「Honey Trip」リリース。

 

宮田 岳 / ベース

1991年2月1日生まれ。兵庫県神戸市出身。ベーシスト、漆・木工作家。高校1年の終わり、澤竜次の誘いにより黒猫チェルシーのベース担当に。その後2010年メジャーデビュー。作詞作曲等も担当する。2018年10月、黒猫チェルシー活動休止。エレクトリック・ベース、コントラバスをメインにバンド活動、様々なアーティストとの共演、レコーディングに参加中。映画・舞台等の劇伴(作詞曲)担当多数。弾き語りソロ開始。ごく稀に踊らせないDJとしても活動。筑波大学芸術専門学群、同大学院卒。木工・漆の研究室に所属し、美術作家としての顔も併せ持つ。NHK Eテレ番組「シャキーン!」内にて、ものづくりコーナーを担当中。「がっちゃんのえんぴつ一直線」(2018) 「がっちゃんのドキドキ世界」(2019~)。参加バンドはNOS、DALALA、Jagatara2020、汽笛と犬 、タカハシヒョウリソロバンドセット、岳竜、空に油など。 2019年、頭脳警察50周年バンドへベーシストとして参加。アルバム「乱破」では「アウトロ」のアレンジを担当。

樋口素之助 / ドラム

1989年6月11日生まれ。三重県四日市出身。両親の影響で17歳からドラムを始める。大学在学中にドラマー岡本サミュエル氏のドラミングに感銘を受け師事すると共に、本格的にプロドラマーとして活動を開始。2012~2015年の約3年間、騒音寺のドラマーとして加入し、全国的に活動の幅を広げる。Wilco Johnson 、近藤房之助、島みやえい子など様々なミュージシャンとの演奏を経験する。2016年6月〜約半年間にわたり渡英し、ロンドンでのセッションに参加、様々なドラマーに師事。参加バンドは汽笛と犬、おおくぼけいソロプロジェクト、吉開りりいバンドなど多数。2019年、頭脳警察50周年バンドにドラマーとして参加。

 

おおくぼけい / キーボード

10月12日生まれ。東京都小平市出身。トラウマテクノポップバンド「アーバンギャルド」のキーボードにして、戸川純avecおおくぼけいのピアノ。ソロ活動の他、肋骨(マリアンヌ東雲+おおくぼけい+ALi)、雨や雨(with Hitomi)などのユニット、大槻ケンヂをはじめ様々なアーティストのサポート、映画、演劇の音楽の作編曲も並行して行う。2015年アーバンギャルドに参加。2016年、ミスiD2017に参加、ファイナリストとなる。2017年、ソロアルバム「二十世紀のように」リリース。2018年、戸川純との禁断のユニットによるアルバム「Jun Togawa avec Kei Ookubo」 リリース。2019年、頭脳警察50周年1stライブより頭脳警察50周年バンドにキーボードで参加。アルバム「乱破」では「乱破者」を始めアレンジを担当。2020年、1年を24分割する二十四節気の暦ごとにまとめて72曲、計24作のピアノソロによるミニアルバムを毎月2作品ずつ配信リリースする「七十二候」開始。

頭脳警察プロフィール

1969年12月、PANTA、TOSHIで結成。

“頭脳警察”は世界中に吹き荒れる反戦反体制運動が激化する時代背景の中で生まれた。日本語による過激な歌詞と自由なメロディーは当時の若者の叫びであり、圧倒的な支持を得る。

ファーストアルバム『頭脳警察1』(1972年3月)は歌詞の過激さから発売中止、『頭脳警察セカンド』(1972年5月)は9曲収録のうち3曲が放送禁止、さらに1ヶ月余りで回収から発売禁止と相次ぎ、いつの間にか反体制の象徴となっていった。

しかし、その一人歩きしたイメージとは裏腹に、始動を開始した“頭脳警察”はオールドテイスト & パンキッシュなロックンロール、バラードも取り入れ、前衛的な日本語ロックを展開し、数々の伝説的ステージと6枚のアルバムを残して1975年に解散。1990年再結成。1991年活動休止。2007年、再々結成。

現在バンド、ソロ共に活発な活動を続けており、2019年は結成50周年を迎える。結成50周年記念としてNEWアルバム「乱破」を発表。新たなメンバーと共に更に発展的な活動を続けている。

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